週末まで読売からNHKまで朝日新聞の従軍慰安婦の強制連行記事の捏造について報道していた。
フジテレビの番組では橋下徹氏が出演してバンバン言いまくってた。
フジテレビの公式サイト「新報道2001」より
記事撤回まで32年 朝日報道と損ねた国益(1) 新報道2001 2014年08月10日
記事撤回まで32年 朝日報道と損ねた国益(2) 新報道2001 2014年08月10日
その中で問題の吉田証言があったとされた済州島に取材に行って当時を知る現地の人達に聴きこみ。
全員強制連行を否定。
朝日新聞が先週認めた通り現地証言は得られなかった。




これは吉田が行った済州島での200人の強制連行を裏付ける証言を得られないことはフジもわかった上でやってる取材だ。
先週朝日新聞が証言得られませんでしたと認めていることもあるし、80年代に吉田の著書を元に朝日新聞が報道した後に現地の新聞がすでに証言が得られないことを指摘し、日本の歴史学者も90年代に現地調査を行っている。
第一、肝心の吉田が創作であることを認めてしまっている。
つまり、フジどころか報道関係者の間ではそんなもん取材したら証言なんか出てこないことはとっくの昔に常識であって今回朝日が認めたからわざわざカメラ持って行ったわけだ。
フジとしては楽な取材だ。
朝日新聞は英語記事で海外へは発信しないし、その理由も言わないそうだ。
そこまでやったらさすがに都合悪いのだろう。
植村擁護の今回の記事と今年の早期退職は関係あるのだろうかと勘ぐりたくなるがまたもや32年後にならないとわからないのかもしれない。その頃にはアラフィフになった娘さんが証言するのか?
先週も書いたが、軍が用意した慰安所に慰安婦(「従軍慰安婦」という書き方でもいいと思うがこだわる人がいるので)がいてセックスの相手をしていたという事実は謝罪すべき話なのは当然だ。実に恥ずかしい話だ。
ところがその事実を利用してペテン師がでっち上げた話を安易に乗っかり珊瑚事件と同じことをした。
しかも珊瑚よりたちが悪いことにもはや取り返しのつかない国際問題だ。
おかげで慰安婦問題というものが訳の分からない形に歪んでしまった。
終戦から70年近く経ち、朝鮮人や他国の人だけでなく日本人の慰安婦も多かったはずだが何も言わず亡くなっている状況は異常だ。
彼女らを沈黙の状況に追いやっているのは他ならぬマスコミや偏った思想の持ち主達の”異常に歪んだ慰安婦像”だ。
週明けは日曜の台風被害の話題もあるし、お盆で終戦記念日が待っている。
こんな話はまた忘れ去られてまた放送局も取り上げなくなるのは時間の問題だ。
あーあ。
[ 2014/08/10 23:03 ]
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